【小説の感想】ソードアートオンライン10|アリシゼーション・ランニング

 

アリシゼーション編の2作目、小説ソードアートオンライン アリシゼーション・ランニングを読んだ感想です。

まずは前半パートの感想を書いていきたいと思います。

キリトのシーンが目立った前作、小説9巻ですが、今回の小説10巻では

“アスナのその後”が書かれています。

キリトは事件のことを忘れてしまっているので、どれだけアスナほか、仲間が心配しているかなど知る由もありません。

でも、アスナは現実世界でキリトを追い続けている。

アスナが大活躍でしたね。もちろん、ユイも。

ユイがいなければ、ここまでの推理や行動は起こせなかったでしょう。

つくづく、ユイが一緒にいてくれてよかったと思います。

そんな心強いユイですが、アスナが言った一言にちょっとさみしい反応をしたときは胸が締め付けられました。

アスナの一言は

「ねえ、ユイちゃん、そもそも人工知能ってどういうものなの?」

これに対する返答は、

「それを私に聞きますか?ママ、・・・・」

この続きは実際に小説を読んでもらいたいシーンです。

そこで何を感じるかは人それぞれ違うと思います。

そしてこのソードアートオンライン10巻、アリシゼーション・ランニングの前半部分では、

今キリトがダイブしている、アンダーワールドの成り立ちから、作り出された目的などが明らかになっていきます。

これまで、ソードアートオンラインでは、“フルダイブ型の仮想世界”というのがテーマになってきました。

仮想世界の中で人と人が恋をしたり、本当の殺し合いをしたり、病気の女の子を仮想世界で何百人、何千人の中で見送ったこともありました。

メディキュボイドと呼ばれる医療用のフルダイブマシンも出てきました。
これは病気や薬の副作用による現実の体の痛みや苦しみなどをカットして、仮想世界にダイブできるマシンです。

(やばい、ユウキのことを思い出すと涙が・・・)

これまでは、仮想世界の中に広がる可能性が描かれてきましたが、

アリシゼーション編でのテーマは、人工知能<AI>と加速世界。

この記事を書いているときには、私はソードアートオンラインの小説を19巻まで読んでいます。

1度目を読んだときはまだこのブログを始めていなかったので、もう一度読み返しながら書いているのですが、

1回目に気づかなかった、いろいろなことが伏線としてはられています。

例えば、

神代凛子さんが、茅場の夢を見ていてその夢が覚めたとき、

部屋で「本当に困った人だな。こんなところまで来るなんて」と誰かに言われて飛び起きたシーンがありました。

正直、このシーンのことは忘れていたのですが、今となってはこのシーンの意味がすごくよくわかるんです。

そして、このシーンの深さを知ると、なんとも言えない気持ちになります。

2回目を読まなければ、この気づきはありませんでした。

やっぱり、小説は一回見ただけじゃすべてを知った事にはならないですね。

だからこそかもしれませんが、やっぱりソードアートオンラインの小説は、スマホで読めるといいと感じます。

思い立った時、急に時間が空いたときなどに、スマホを取り出せば小説が読めるのですから。

アスナと、自衛隊の菊岡の会話を見ていると、

アスナの「人工知能たちの権利」という言葉や、

菊岡の「10万の人工フラクトライトの命は、1人の自衛官のそれより軽い」

というセリフがでてきます。

10万の、と言っているところがミソで、10万人のとは言っていないことに気づきます。

菊岡には、人口フラクトライト、すなわちアンダーワールド内で暮らすAI達に対して、これくらいの気持ちしかないということです。

ですが、小説を読んでいる私たちは、ユージオやアリス、セルカにはすでにたっぷりと感情移入してしまっているので、

「そう簡単に言ってもらっては困る」と思ってしまいますよね。

これはキリトも同じでしょう。

キリトはすでに、アンダーワールド内の住民が、現実世界の人間と何も変わらないと気づいています。

もうひとつ見逃せないのが、神代凛子という女性の存在。

この女性は、ソードアートオンライン事件のすべての元凶になった茅場晶彦の恋人だった人です。

神代凛子とアスナの対話は、小説10巻のちょっとしたハイライトだと思っていますし、

若き日の神代博士と茅場晶彦のストーリーは、必見です。

このあたりは、実際に小説を読んで、何を思うか感じてもらいたいですね。

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