【小説の感想2】ソードアートオンライン10|アリシゼーション・ランニング

 

小説ソードアートオンライン10巻アリシゼーション・ランニングの感想後編です。
前作の9巻の最後から5か月たっています。

どうやら、ユージオはキリトに、この5ヶ月間アインクラッド流を教わってた様子。
ここから、キリトとユージオのストーリーは大きな展開を見せます。
ここで新しくストーリーテラーになる存在が、観察者(オブザーバー)と自分で語る、5ミリ程度の小さな小さなキャラです。
「ほんとに、世話の焼けること」って言いながら、キリトの髪の毛の中に住んでます。
このオブザーバー、マスターという人物からキリトの観察だけを命じられているのに
ほっとけなくていろいろと手を貸してしまう、そんな愛くるしいキャラです。

このキャラ、今後要チェックです。小説を読み進めていくとわかりますが、私はこのキャラのエピソードで泣いてしまいました。
ここまでキリトがアンダーワールドで過ごした期間は2年、現実世界で18時間。
キリトは現実世界で心配しているであろうアスナや友人たちのことをしっかりと気にかけています。
でも、18時間という時間ならば、まだそこまで心配をかけていないかな~、大丈夫だろうと思っています。
キリトからは、あの事件の記憶がなくなっているので。
アスナほか、キリトの仲間の面々からしたらたまったもんじゃないですよね。
現実のキリトは、死の境をさまよっているのですから。
小説10巻、アリシゼーション・ランニングの後半ででてくる印象的なキャラクターは、
リーナ先輩(女性)です。
学院に12人存在する上級修剣士の次席(2位の人)で、
キリトが1年間傍付きをしている人です。
リーナ先輩とキリトの心のつながりは、一見の価値ありですよ。

そして、この学院生活が、すごい新鮮なんですよね。
キリトは学院の寮に住んでいて、食堂があったり、体育館のような修練場があったり、
寮には門限があったりします。

そこにはユージオも住んでいるので、本当の意味で、キリトにとって楽しい(だけじゃないけど)青春そのものだったのかもしれません。
同級生の男の親友がいる学園生活は、リアルワールドでも叶わなかったことなので。
リアルワールドでは見られなかった、男友達と笑いあう学園生活を送っている生き生きとしたキリトを見ることができます。
実は、キリトはこの巻で、ライオスとウンベールという意地悪なキャラクターに
いじめに近い意地悪をされて、涙を流す場面があります。
ユージオが、キリトが記憶を取り戻したらどこかにいなくなってしまうんじゃないかと心配しているシーンも含めて、
読んでいる私は、周りの人物がAIであることを忘れてしまうのです。

この巻、アリシゼーション・ランニングはいろいろな意味で、楽しめる要素が満載です。
是非とも小説で読んで欲しい巻のひとつになります。

キリトと、ウォロ・リーバンテインとの一騎打ちは手に汗握ります。
読みながら「いけ~~~!キリト~~~!」って心の中で叫んじゃいます。
これは、一回でも読んでもらえれば、みなさんも共感してくれることでしょう。
わたしも、キリトと一緒に学園生活を、笑ったり泣いたりしながら一緒に過ごしている感覚になりました。
こういう体験ができる小説ってソードアートオンラインに限らずいいですよね。

そして、キリトは、感じてはいけない感情を抱くことになります。
はやくリアルワールドに戻って、アスナたちを安心させたい気持ちはもちろんあるのですが、
元の世界に戻るということは、同時にアンダーワールドの世界の人たちとの別れを意味するのだと。
この世界、アンダーワールドから離れたくないという気持ちが自分に芽生え始めていることに
キリトは戸惑うのでした。

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